私も最近騙されました。
今回は、SNS「TikTok」で詐欺にあった話を記事にすることにしました。
内容の詳細を載せて、今後同じような詐欺にあう人がいないように、参考になるように急いで書き進めています。
騙された事って、恥ずかしいけど、恥ずかしいけど…
あまりにも巧妙で、詐欺の技術も上がっていてムカついたので、大々的に取り上げることにしました。
まずハッキリと申し上げると、今回の詐欺のターゲットは「インフルエンサー」のみなさんです!!気を付けて!!
SNSでPR案件を受けている方、フォロワーの多い方は特に注意して読み進めていただけたら幸いです。
2025年4月某日TikTokでメッセージを受け取った
この記事の筆者である私は、このブログの他にも旅行系の内容を取り扱いながらTikTokも運営しております。フォロワー数千人ほど。数々のPR案件も受けており、きちんとやり取りしてきました。
このアカウントにとある「実在する会社のアイコンと名前」からメッセージがきたのです。
そのアカウントに飛んで見ると数千人のフォロワーがおり、動画の投稿はなしでした。この時「インフルエンサー向けの専用アカウントかな?取引用のアカウントかな?」とすぐに解釈してしまいました。
※実在する会社に被害がないよう、モザイク処理をしています。
私が早々とそんな解釈をしてしまったのは、このようなアカウントとのPR案件をこなしてきたためです。
いつものように、案件をいただき内容を確認して、進めていこうと思いました。
メッセージもよく読んでいくと品質の大変良い「スーツケース」の紹介をしてほしいとのことでした。
スーツケースのリンクもご丁寧に添えられており、もちろんアカウントのアイコンと実在する会社のめちゃくちゃ質の良い商品。
丁寧な言葉遣いで、正直この時は、疑うことがありませんでした。
TikTokからLINEへやり取りを移動した
TikTok内のメッセージにて私が「詳細をお聞きしたい」と返信したところ「会社規定により、詳細な議論は以下のリンクを通じてご連絡ください。どうぞよろしくお願いします。」とお返事がきました。
「ぎ、議論???」と思いました。がリンクを開くとトークツールへのリンクでした。
実在する会社のアイコンと責任者のような日本名フルネームが書かれており、その下にLINEとLINE WORKSのアイコンがあり、LINEを登録しました。
TikTokのやりとりからLINEでのやりとりに移行することに、疑いを持っていなかったのはこれも過去、正規の会社とPRについてのやり取りをTikTokからLINEに移行し、業務完了まで経験していたためです。
LINEでのやりとり
LINEでのはじめのやりとり。
これもよくあるタイプのPRやりとり文なんですよね…
動画の作り方の参考はこのTikTokアカウントの方のようにしてくださいと。
商品の詳細も再度添付おかれている。
思わず見入ってしまいましたね。「なるほどなるほど、ここの部分がポイントのスーツケースなのね」なんて。
もちろん普通に実在する質の良いスーツケースなので案件受けたくなりますよねw
TikTokのアカウントURLもあらためて送信して。これもよくあるんですよ。本当に。
フォロワーとか動画の内容チェックして案件費決めてるのかな~確認してるのかな~とか思いながら。
そしてさっきから部分的に外国人を感じる文字の打ち方…
「議論…報酬…」
漂う外国人的文章…う~んまぁ…と思いつつもやり取りを進めていく。
韓国旅行関係のPRしていると、韓国の方とのやり取りの中で不自由な日本語あるのですが、ここでは中国人ぽさを感じました。
まぁ…外国人とやりとりしてる過去もあるしな…文に疑問があれど、案件をきちんと進めていければよいと…
過去の経験が一歩間違えると、根拠のない信頼や自信に繋がるの、怖い。
報酬の決定
見てくださいこの時の私。内心ウキウキです。
正規のPR案件でも数万する案件を受けた経験があるので、報酬がちょい高いな~と思いつつも、ここでも過去の経験が詐欺師からの疑問を払拭してしまうのです。
また、PRする上での動画の参考がクオリティの高いものだったので頭の中で構想を練りながら、「アピールポイントはありますか?」なんて、詐欺師に聞いてますよ。相手詐欺師なのにwwwwwwwww真面目か!(はい、PRはいつも真面目に受けてます)
今までは詐欺メッセージは蹴散らしてきた!
は~~~い。みなさん、今からよくあること言いま~す。
「わたしは騙されない!」「私は絶対大丈夫!」
は~~~い。
私もそう思ってました。ダサすぎて泣けます。
どうぞ笑って、成仏してやってくださ~い。
こういうのとかはさ、もうわかるじゃん。誰がどう見ても。
チケットの取引でもPayPay先払いしてくれたら譲れます!銀行口座先入金してくれたら譲ります!とかさ。
えちぃ~なお姉さんの誘惑メッセージとかさ。
もうみなさんわかりますよね。こういう蔓延した詐欺文句は。
いやーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
PR案件詐欺はやられたなマジでーーーーーーーーーーー
って感じです。
調べてみたら、どうやら最近から猛烈に急増したようです。
ニュースにも上がっていました。

IT media NEWS さまより
どうやら私が取引をはじめた2日前くらいからニュースになっていたようで…
この記事見つけてたらな~と思いつつあまりリポストされていなかったので話題になってなかったようですね。
おそらく、現時点でもこの私の記事読んで、はじめてPR案件詐欺について知った方も多いのではないでしょうか?
契約書作成
そのあとスーツケースを届けるための「郵便番号」「住所」「名前」「電話番号」を送信。(個人情報とられたわね)
すると、いかにも!な契約書面が送られてくるんですよね。
秘密保持についてもしっかり書いてあり、安心しちゃったんですよね~~~。ばか~~。
詐欺会社なんだから秘密保持の契約書いたところで関係ねェんですよねアイツらは…
まぁざっくり内容いうと「TikTokでしっかりプロモーションしてね」「あなたの情報は守りますよ」「報酬の確認は~」「商品は48時間以内に送るよ~」「契約に関してもしっかり守ってや~」「本契約は署名した日から効力を発生します」って感じ。(のちのち調べたら実在する会社の代表取締役社長の名前を使われた、外国人がきったねェ字で書いた電子署名もあった。これって犯罪では?摘発してくださいおまわりさん)
この契約書面でも動画作成、プロモーションを第一に主張してくるからもうこちらとしては仕事脳になってしまうわけ。
で、特に疑問もなかった問題ないので電子署名もしました!(笑)
だって今までのPR案件の経験と同じ流れなんだもん………(笑)
(笑)(笑)(笑)
(泣)
(死)
新たなサイトに飛ばされる
「电子契約をお送りいたしました」と。
電子の電が电…もろ…中国やんけェ…
おまっ…やっぱり中国人やな…
と思いつつ
そしてPR案件専用のようなサイトに飛ばされます。
はー。
1つずつ1つずつ、丁寧に進めていくんですよ奴らは。。。。
まるで憎きガンのように侵食してくるのです。
銀行口座問題!口座番号を間違えてますよの巻
そんで、サイトでアカウント登録して、報酬の支払先の口座を入力して数分後…
登録したメールにもこんなメッセージきたんです。
(案件完了前に入金だの、出金だの意味わからんけど、とりあえず口座を登録しておきたいという気持ち…いや、欲ですね。欲が強まってしまう)
あれ~?今までPR案件の際に、口座を教える時に番号間違えなんて一度もなかったのに…
なんか間違えたかな…と思い、登録内容を確認。
口座番号が
(例)123456 だとすると
(例)123465 というわずかなミスが発覚し、
「あ、ここミスってたわ」(なぜか自責の念にかられた)
※おそらく、向こうで数字の操作をしていたんでしょうね。
直したいと思い、サイトのカスタマーへメッセージ。
よろしくお願いします!
じゃぁないんだよ。おばか!
ふむふむ…
口座番号直すのは身分証の提示が必要なのか…
身分証情報とられた!口座番号修正しましたよの巻
免許証送りました、送ってしまいました(THE END)
とりあえずこの時点で、
- 免許証情報
- 名前
- 住所
- 電話
- メールアドレス
は向こうに握られてしまいましたね。
この現代、身分確認もデジタル化して免許証を撮って送信することも多くなり、抵抗感がなくなってきてしまいましたね…
そしたら、ちゃんと「口座番号直した」って返事きちゃうんですよ。
ピュア()なわたしは「よかった!」なんて思ってますね。おばか!
まだ詐欺師のやり取りは続きますよ。
リスク管理で凍結!凍結には入金が必要だよの巻
並行してLINEでやり取りしてる担当者(?)にも「口座番号間違えてた!一時凍結されてしまった!」ということを伝えると、カスタマーで解決してくださいねというメッセージが送られる。
「なるほど。次は記入注意してくださいね」とか今見たらむかつくわ~~~
口座番号は変更したけど、リスク管理でサイトの口座は一時的に凍結したよ!
というメッセージ。
一時凍結を解除するには、報酬額と同じ額の入金が必要
ってそれは意味わかんねェよ!!!!!
ここでやっと、私は立ち止まることができました。(本当にようやく)
サイトを隅から隅まで探索すると、他のプロモーション詐欺に仕掛けられている方であろう名前がバーーーっと商品と共に表示されてて(いや、プライバシーどうなっとんねん)、今も1時間に3~4人くらい増えているので、いや、もっと現在も増え続けてると思います。(泣)
めちゃくちゃ多いですよ。スクロールするの苦労するほど遡れる。
めちゃくちゃ探してるけど、もちろんアカウント削除とか、カスタマーとのメッセージやり取り削除とかもないです。
不審に思い、このブログを見つけて読んで、立ち止まれる方がいてくれれば幸い。
本社に確認・なりすまし文の確認・詐欺の確認
お金の話が出てきて詐欺やん~と思ってから、スーツケース会社にお問い合わせの連絡をしてみましたがいまだ連絡は返っていきていません。
確認ができていないときの私は安心が欲しくて、
たまにポンコツで適当なことを言うchat gptにも相談しておいた。
なんだか安心する。(いや、個人情報はとられてますよ)
そのままスーツケース会社サイトを眺めていると、下の方~~~のニュース欄にこのようなお知らせが!
う~ん、、、サイトトップでお知らせしてほしかった感もあるが…
まぁ、騙される方が悪いし…な…そもそも()
お返事がきました!
「サイトに注意喚起の表記をさせていただきました。」
とのことなので私の連絡により?上記のニュース文が追加されたのかな?
「被害があった方は最寄りの警察署に被害届の提出、消費者センターへのご相談いただきますようお願いいたします。」とのことでした。
情報提供しますと言ったけどなにも求められず。
いいのかな?あなたの会社の代表、電子署名で本名フルネーム使われてますけど…
今後の対応
とりあえず今後は催促とか、脅しきてもガン無視。
正義の踏み倒しをします。
電話やメールは、日頃から迷惑電話・詐欺メールがきてるからまぁ慣れてるといえば慣れてる(良くはないけど)。
ただ、住所に不審な荷物が届いたら絶対に受け取らない。サインや受取確認を求められても拒否。
宅配業者を装って家に来るケースもあるから、心当たりがない荷物は開けずに、まず発送元を確認する。
そしてやっぱり一番のやらかしは、免許証の写真を送ってしまったこと…。
これに関しては自分でも調べてみたところ、以下のような対策が必要そうです。
-
不正利用の監視が必要になる
→ クレカや口座開設、携帯契約など、免許証でできる契約が勝手にされるリスクがある。 -
信用情報機関に本人確認書類の不正利用防止措置を依頼する
-
最寄りの警察に相談して「相談受理番号」をもらっておくと安心
→ 何かあったときのための証拠になる。警察に行くハードルはちょっと高いけど、一応選択肢としてアリ。
今はまだ何も起きてないけど、「備えあれば憂いなし」ってやつですね。
詐欺師たちは平気で半年〜1年後とかに情報を悪用してくるみたいだから、定期的にクレカ明細とか信用情報もチェックしていくつもりです。
まとめ
今回はTikTok PR案件詐欺についてご紹介していきました。
正直、「こんなのに引っかかる?」って思ってたし、「自分だけは大丈夫(よくあるやつね)」って変な自信があった。
しかしまぁ詐欺の手口も巧妙になりました。
過去のPR案件のやりとり経験から、スムーズに話が進んだことと、基本的に連絡は早く返したい、やることは早く済ませたい性格が仇となった。怖さを知った。
ちょっと気を抜いた瞬間に、まんまとやられた感じ。
お金をとられなかったことはよかったけど。今回は情報が盗まれたっていう結果ですね。
これを見た誰かが同じことにならないように、この経験がちょっとでも役に立てばいいな、って思ってます。
まったくPRしたことない方より、少しかじってる人の方が狙われやすい気がするし、案件スカウトの文面的にも巧妙なので、経験があると信用してしまいまいそうだなと思いました…
さすがに最後の一時凍結解除には金払えよは意味わからんけど。
みなさんもお気を付けください…
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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